創業したら、早めに以下の4つを実行してください。
1.モデルとする事業体を見つけてベンチマークする。
2.偉大な「師」を見つけて、考え方や生き方の指針とする。
3.身近な「師」を見つけて、時には叱咤激励を受ける。
4.志を同じにする「友」を見つけて励ましあう。
■モデル事業を見つけて研究を続けてください。
最終的にはオリジナルな経営体を構築したいでしょうが、
スタート時は模倣から始めることが現実的です。
「守・破・離」の「守」、真似ることから始めてください。
真似る対象となるモデル企業を探してください。
同業でなくても、真似るべきポイントを限定すれば、学ぶべき点は
多くありますが、最初は同業・類似業種が良いでしょう。
○コンシューマー向けの事業、例えば、飲食店や物販店、ネット通販などでは、
自らが顧客となってサービスを受けることができます。
利用者目線での研究も可能です。
○モデル企業が上場企業であれば、経営実態が公開されています。
有価証券報告書を読み込めば、決算内容・収益構造まですべて読み取れます。
○未上場企業でも、帝国データバンクなどで大まかな経営実態がわかることもあります。
○ホームページも、仮説を持って詳細に読み込めば、相当量の情報を得ることができます。
○SNSで社長のコメントを継続してみていくと、勉強になります。
■学べる経営者を見つけて「師」と仰いでください。
社長とは、その大小にかかわらず上司の存在しない、自分ですべてを決めて、
その責任をすべて一人で背負うトップの立場です。
誰も教えてくれない環境下でも、考え方や生き方を継続して学ぶためにも
「師」が必要です。
○偉大な「師」を探しましょう。「松下幸之助先生」「稲盛和夫先生」「大前研一先生」
「船井幸雄先生」等々、書籍を読み漁ってください。
自分自身が一番受け入れやすい先生を探して、心の「師」と仰ぎましょう。
このクラスの「師」は、書籍・CD・セミナー等々のコンテンツも豊富です。
勝手に弟子になって勉強できます。
○身近な「師」を探しましょう。自社の事、自分の事、具体的に親身になって
相談に乗ってくれる人、時には厳しく叱ってくれる人…容易ではありませんが、
求め続けましょう。
■志を同じくする「友」を見つけましょう。
競合関係にない同業・類似業種の同年代の「友」が理想的です。
志や考え方レベルが同程度でないとうまく行きません。仲の良い遊び仲間とは違います。
○大きな「師」を仰ぐ勉強会
○大手のコンサルタント会社が主催する業種別勉強会
○筋の良い経営者交流会
○事業を営む学友
等々、求めておれば見つかります。
自社の経営に対するすべての最終責任は、社長が一人で背負うことになります。
「師」も「友」も「コンサルタントの先生」も…誰にも代わってもらえません。
意見を求めることは出来ても判断を求めることは出来ません。
故に、社長は孤独です。
だからこそ、社長は孤立してはいけません。
孤立しないために、意図的に外部に対して、様々な心のバイパスを準備してください。
そのために「師」と「友」は大切です。
◆モデル企業のベンチマーク、ITインフラを活用して最大限行ってください。
◆「師」と「友」作りに励んでください。
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