成功している社長の行動・思考を整理してみました。
ご確認ください。

◆1.一つ目は、365日24時間を分母に生きている人です。
「常に思考が途切れない」「事業を忘れない」「だからレスが
速い」などがあげられます。365日24時間仕事をしている訳で
はありません。分母に生きているとの意味です。

※これを一般の従業員に求めることはできませんが、高給を支
払う上級幹部には求めたいものです。

◆2.二つ目は、やるべきことを当たり前にできる人です。
「ルーチン業務を確実に実行できる」「必要な手間を惜しまな
い」「胆力を持って継続できる」などがあげられます。これら
は簡単なようでできる人は限られます。わかっているのにやら
ない人は案外多いですね。厳しい言い方をするとだらしない人
です。当たり前のことを当たり前に実行できる人、これは経営
者に必要な資質の一つです。

◆3.三つ目は、ケチらずに投資できる人です。「事業投資を
ケチらない」「人への投資(給与等)をケチらない」「自己投
資をケチらない」などがあげられます。事業は投資と回収の連
続、最初の投資ができない人は、目先の果実を追い続けるスタ
イルのビジネス、自転車操業を続けることになります。また、
人に対してケチな人は、生涯採用と退職、低いクオリティーの
社内業務に悩み続けることになります。自己投資のできない人
は生涯無知な経営を続けます。

◆4.四つ目は、効率的に学ぶ(戦略的学習力)を有している
人です。「世の中の動きを理解する、車輪の再発明をしないた
めに」「他人、他社を研究(ベンチマーク)する」「最新の経
営技術を理解して利用する」ために効率的に学び続ける術を知
っていることも重要です。思考停止している経営者が舵を握っ
ている会社は悲惨です。経営者は常にアップデートするための
効率的に学ぶ習慣を持ち合わせて欲しいと思っています。

◆5.五つ目は、真摯(まじめでひたむき)な人です。「約束
を守る」「嘘を付かない」「駆け引きしない」「時間に正確、
3分遅れでなく、5分前が徹底できる」「他人の時間を大切にす
る」「常に最善を尽くす、手を抜かないこと」などでしょうか。
これもできない人はたくさんいます。例えば、いつも納期に少
しだけ遅れる人、Zoomミーティングにいつも数分遅れて入って
くる人などたくさんいます。これらの人は重要な資質である真
摯さが欠落しているように感じます。

◆6.六つ目は、謙虚な人です。「無知の知、自分の足りない
部分を知っている」「他人に学ぶ、他人の声を聴ける」などが
あげられます。ITインフラが完備された昨今、学ぶネタや事業
のヒントへのアクセスは容易です。それでも自分の殻に閉じこ
もって、世間から学ぶことをしない社長も少なくありません。
世間から学ぼうとしない、これこそが最大の傲慢ではないでし
ょうか。成功者は間違いなく世間から学んでいます。謙虚です。

◆7.七つ目は忙しすぎない人です。「時間に余裕を持ってい
る」「期日に余裕を持って対応している」「重要事項にすぐ対
処できる」などがあげられます。逆に、いつもスケジュールが
詰まっていて、新しい重要事項に取り組めない人も少なくあり
ません。この多忙すぎる人には単価の高い仕事、新しい仕事を
依頼できません。十分なやり取りができないからです。昭和時
代の間違え常識(優秀=忙しい)はそろそろ捨て去りましょう。

◆8.八つ目は、他者を思いやれる、愛がある人です。「誰に
対しても威張らない、媚びない」「ステークホルダーに対して
愛がある」「勝負に勝ち過ぎず少し譲れる」などでしょうか。
これは経営者というより人としての資質、人柄と呼ぶべきでし
ょう。結局人柄の悪い人はリーダーに向いていません。自分よ
り弱い立場の人に対する対応を見ているとよくわかります。

以上、毒舌も含みますが参考にしていただけるとありがたいで
す。この機会にセルフチェックしてください。

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