■消防士は火に対する知見を有しています。

故に、大丈夫、危険だ…これらを正しく判断できます。危険な火災現場に遭遇しても、

最小限のリスクで最大限の対応ができるのはこのためです。仮に、無知な消防士(?)が

消火活動を行ったとすると、過度に恐れて適切な消化活動ができない、または、蛮勇で

無茶なそれを行うことになるはずです。いずれも正しい消火活動とは程遠い結果になります。

消防士は、日々欠かさず、火に対する勉強と訓練を積んでくれています。

■社長も経営を「知る」ことが重要です。

経営には不安がつきまといます。具体的な不安、漠然とした不安…無限の不安が心に降り注いで

きます。ある種の必然で仕方ありませんが、これらの不安を軽くする方法はあります。

◎人は、わからないことに多くの不安を感じるようです。

・「知る」ことで多くの不安が解消されます。

・「知る」ためには勉強が必要です。

故に、賢明な社長は日々勉強に励みます。

◎「知る」ことで、程度加減がわかります。

・「知る」ことで、ここまでは大丈夫、これ以上はダメ、この境界が見えます。

・「知る」ことで、経営判断の精度が向上します。

故に、賢明な社長は日々勉強に励みます。

◎「知る」ことで、「自分の知らないこと」を認識できます。

・知らないことを認識すること(=「無知の知」)は重要です。

・「知る」ことに重点的に取り組むことができます。

・「自分の知らないこと」には取り組まない、または、他人の智恵を借りる癖が付きます。

故に、賢明な社長は日々勉強に励みます。

 

■過度の心配は払しょくしましょう。チャンスを逃してしまいます。逆に、蛮勇もご法度です。

会社をつぶしてしまいます。

 

「無知」な社長は二つのパターンに分かれます。

◆1.過度に恐れて攻めることができない社長。

リスクを過大評価して、一歩も前に進めません。前に向かってアクセルを踏めない原因の一つは

「知らない・わからない」からではないでしょうか?

◆2.蛮勇を背景に突っ走る社長。

リスクや実力を省みることなく、とにかくアクセルを踏み続けます。過度に邁進できる理由の一つは

「知らない・わからない」からではないでしょうか?

いずれも正しい経営とは程遠い結果になります。

 

■「知る」ことは大変大きな収穫をもたらします。

社長が経営の勉強をすることには大変大きな意味を持ちます。その経営成績、収穫に直結します。

ただ、社長が勉強すべきテーマは極めて広範囲で、何からどのようにすればよいかわからない、と

おっしゃる方も少なくありません。

まさにその通りですが、これにもヒントはあります。

◎不安なことから勉強してください。不安を解消しましょう。

■何が不安なのでしょうか?人・モノ・金…?

人の問題は、人的投資を続ければ改善します。モノの問題も、開発投資を続ければ改善します。

経営上の問題は、結局お金の問題に終結します。

少し乱暴な論理を展開するならば、(中小零細企業)経営の問題はほぼすべてお金の問題に

置き換えることができます。結局お金の心配が一番大きな問題ではないでしょうか?

まずはお金の不安を完全に払しょくしませんか?

お金の不安を払しょくするためには「お金について知る」ことです。「財務とは何?」多分

このあたりから始める必要がありそうです。

 

・「無知」は大きな損失を招きます。損をします。

・「無知」は不安の大きな原因の一つです。病みます。「知る」ことで多くの事を解決できます。

故に、賢明な社長は日々勉強に励みます。

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