コロナ肺炎は経済にも大きなダメージをもたらすことでしょう。
これは間違えない事実です。政府の対応に対しても、言いたい
ことは山ほどあるはずです。それでも、今経営者がやるべきこ
とは、今をどう乗り切るかの対応策を練って行動することです。
他者や必然への不平や不満は、すべてが落ち着いたときにゆっ
くり大声でぶちまけましょう。

■緊急時に経営者が取り組む事項は…

●1.できるだけ備えることです。

有事が発生した後にできる備えはその選択肢が限られています。
それでも、資金を可能な限りかき集めましょう。セーフティー
ネットも発動されています。緊急時の融資枠や保証枠を最大限
活用して、可能な限りの資金調達を行いましょう。

●2.身を低くしてかがみましょう。

吹き荒れる大風や大波をできるだけ被らないように、身を低く
して小さくなりましょう。そして、吹き荒れる防風からできる
だけ身を守りましょう。間違えても立ち向かってはいけません。

■経営の対象には『コントロールできる事』『頑張ればコント
ロールできる事』『コントロールできない事』の三つがありま
す。そして、経営を安定・成長させるためには、

◆1:コントロールできる事を完全にコントロールする事
◆2:頑張ればコントロールできる事をできるだけコントロー
ルする事
◆3:コントロールできない事には、できるだけ適合する事

の三つが重要です。

今回は『◆3:コントロールできない事には、できるだけ適合
する事』、このケースです。何とかしようと考えるのではなく、
可能な限りうまく適合することを考えてください。

■コロナウイルスも想定内!

コロナウイルスのまん延を半年前に予見できた人はいないはず
です。故に、コロナウイルスは想定外であるはずです。しかし
ながら、このような何か、経営における『まさか?』を想定で
きている経営者はたくさんいたはずです。この経営者にとって
は、コロナウイルスも想定内の出来事にすぎません。

経営にはこれからも、度々、一定の頻度で『まさか?』が襲っ
てきます。この『まさか?』に対する備えは資金力や盤石な経
営基盤を構築する以外に方法はありません。資金余力を持って
ください。自己資金がなければ、借入を起こしてでも可能な限
り手持ち資金を潤沢に維持してください。資金は経営を立て直
す時間を与えてくれます。本質は、高収益な企業体を作り上げ
ることですが。

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